ご注意!
注意と言っても大げさな事ではなく、インフォメーション的なニュアンスになります。
バケッタレザーは、植物の渋(タンニン)で鞣されて製造されるレザーで、イタリアのトスカーナでは、植物タンニンレザーの総称的な意味あいになります。
商品説明にバケッタレザーを使用とあれば、イタリア(トスカーナ地方)で製造された植物タンニンレザーであると思って良いかと思います。
しかし、ここまでの説明では、バケッタ製法で作られたかどうかは不明のままです。
詳しく見てみるとバケッタレザーも様々で違いがあります。
例えば、どういう植物の渋を使って鞣すかや、染み込ませるオイルのレシピなど各タンナーでそれぞれにあり、これらによってその革の良し悪しや特徴が決まると言って良いでしょう。
特に注目したいのは、染み込ませるオイルです。
オイルは、革のコンデションに影響する重要な要素になりますが、一般的には、植物や魚のオイルが使われます。
これらのオイルは、染み込みやすく比較的、製造に時間がかからないと言うメリットがあるようです。
一方、動物性のオイルは、コストが高い上、染み込むのに時間がかかり、大変な手間ひまがかかりますが、一度、染み込むと抜けにくいと言う特徴があり、革のコンディションは維持しやすくなります。
バダラッシ社が古来の方法を忠実に再現し、復活させたと言われるバケッタ製法は、こちらの方法をとっており、大量の牛脚脂(動物性オイル)を時間をかけて染み込ませています。
バケッタレザーと言ってもこのように製法に違いあるので、選ぶ時は、チェックした方が良いかと思います。
色は変わる!
バケッタレザーは、大なり小なりエイジングします。
これは逃れられません。^^;
鞣しに使われた渋や染み込んだオイルが太陽の光を浴びたり、酸化することで、レザーそれぞれの加減で色の変化や革の硬さなどが変わって行きます。
特にバケッタレザーは、発色が良く明るいカラーも多いのですが、100%その色が保たれることはないでしょう。
必ず色は変わり、中にはまったく別物になることもあります。^^;
変化を楽しみたいと言う方は良いですが、何も知識がないと驚かれると思うのでバケッタレザーを選ぶ時の心構えとしてお伝えしたいと思います。^^;
先に紹介したオイルによるエイジングの違いですが、これは、なかなか言葉で伝えるのは難しいです。^^;
よく言われるのは、植物性オイルのレザーは、透明感や清潔感のあるエイジングをします。
一方、動物性オイルの場合は、渋味やアンティーク感が出るエイジングをします。
動物性オイルの方が艶も強く出る印象ですかね。
当サイトでは、バケッタ製法で作られる動物性オイルのレザー財布をメインに紹介しておりますので、もし、植物性オイルのレザー財布が気になる方は、ブッテーロが非常に有名ですのでお勧めしたいと思います。
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